どうも裏表紙です。
色々覚えなきゃいけないことが多くてパンクしそうな4月。
学生も社会人も覚えることから逃れられない!
そんな暗記地獄に暗記パンならぬAnkiを使って楽して暗記しよう。
今回ご紹介するのはAnkiというアプリです。ankidroidでご存知の方もいるかもしれません。結構有名だし。
このアプリすごく便利なのですが単語カードよろしく暗記したい内容は基本的に自分で作るのでpc作業が必要です。AndroidスマホやiPhone,iPadなどとはAnki webというプラットホームで繋いで同期させることができます。中心にpcを置く形です。
自分で作らないといけなくて面倒なのにめんどくさがりの裏表紙がおすすめする理由は何なのか?
それは暗記サイクル自体をアプリに委ねることができるという点に尽きます。
長期記憶に入れるためには覚えるまで繰り返す(一般的に7回覚えたい事に適切な間隔で出会うと長期記憶に移行されるとされています)ための分散学習と集中学習が必要です。
適切な間隔で繰り返す、これが案外難しい。
なんとなく覚えた気になったまま疲れて終了し、結局覚えきれていないということが発生してしまいます。適切な間隔は学習量が増えれば増えるだけ、破綻率が上がってしまうのです。
そう、こういう管理はpcが向いています。一度Anki に入力してしまえばあとは毎日Ankiを開いてこなすだけで効率は爆上がりです。
でも文字入力しかできないんでしょ?
いいえ、Anki には基本操作をアップグレードすることができる様々なアドオンが公開されています。アドオンの追加を行うことで、画像の取り込みと画像上の穴埋め問題の作成が可能です。
英語とか音声はできる?
英単語は読み上げのアドオンを追加することで単語の表示とともに音声も再生することができます。文章の場合は音声の用意が有ればもちろん可能です。
アドオンとか難しそう。
アドオンの追加は基本的にコードを書く必要はありません。後述の手順に沿ってスムーズに追加していただけると思います。
案ずるより産むが易し、Ankiのダウンロードから参りましょう。
Anki - powerful, intelligent flashcards
ダウンロードしたらまずAnki webでアカウントを作成。
Account Login - AnkiWeb
私は使っているアドオンを紹介します。各アドオンの追加はアプリを開く→ツール→アドオン→新たにアドオンを取得→コードの欄にアドオンのページにある数字を入力→OKの手順でできます。
Image Occlusion Enhanced for Anki 2.1 (alpha) - AnkiWeb
こちらは画像の穴埋め問題を作成できるアドオン。
<使い方>
追加→ノートタイプやデッキを選んだ後(基本的なノートタイプやデッキの使い方はググると沢山出てくるのでそちらを参照して下さい)、Add image occlusionの画像マークをclick!→貼り付けたい画像を選ぶ→開く→左端のFITボタンを押す(画像が中央に配置される)→左端の四角ボタンを押す→隠したい範囲を選択し貼り付けいくつか貼り付けたら右端のHide All,Guess Oneを押す→Closeを押す
Autosync 2.1 - AnkiWeb
アプリを閉じる前に同期ボタンを押さないで終了してしまうと折角入力したのにPC以外のAnkiに反映させることができません。うっかりを防いでくれるこのアドオンは同期を忘れてもPCのデータを自動でAnki webに上げてくれます。
AwesomeTTS - Add speech to your flashcards - AnkiWeb
語学の学習にぴったりの音声再生のアドオン。単語を選択してスピーカーのマークを押すとAdd TTS Audio to Noteが現れます。
Generate usingでソフトを選べますが、多言語対応のことを考えて今回はGoogle cloud text-to-speechを選択。
Voiceで言語を選んだらAPI key(↓をclickすれば書いてある)入力。
<GitHub>
Allow using Google TTS sample API key & Fix indent by hieplpvip · Pull Request #30 · kelciour/awesometts-anki-addon · GitHub
右下のrecordを押すとmp3が入力されます。
これで一応使えるようになったはずです。初めの方はノルマを増やしすぎずにやってみてください。とにかく挫折率を下げることで、継続した学習をより負荷をかけずに定着へと導くためです。2週間ほどしてからノルマの枚数を増やしてみましょう。
一旦作成したデッキを編集したくなったら検索からデッキを選んで自由に追加したり消去したりも可能です。慣れてくればAnkiのアドオンや共有デッキなど様々な使い方を公開しているサイトを検索してアレンジするのも楽しいかもしれません。
これまで使い方を含め激推ししてきましたが、Ankiは来週試験がある!という時間がない状態での使用には向いていないアプリです。分散学習と集中学習を適切に管理するアプリなのです。うまく使ってぜひ暗記をhackしてください。
お役に立てば嬉しいです。
では。